突然ですが薔薇には色はもちろん、花の本数によっても花言葉があるって知っていますか?
薔薇は愛のイメージが強いですが、色や本数によっては家族や友人・先生や先輩などに贈っても喜ばれる素敵なお花です。
ですが・・・その反面怖い意味もあるんです!
大切な方に何か贈り物を考えている方は要チェックです。
薔薇全体の花言葉
薔薇全体の花言葉は、「愛」「美」です。
「愛」「美」の花言葉は、薔薇がはるか古代ローマ時代から愛と美の象徴とされいて、想い人へ気持ちを伝える花として用いられてきたことにちなんでいます。
大昔から愛する人へのプレゼントとして薔薇は活躍してきたんですね~。
恋愛に関する花言葉が多いのもうなずけます。
薔薇が愛を象徴するお花になった由来は、ギリシャ神話にまでさかのぼると言われています。
ギリシャ神話において、愛と美を象徴する「女神ヴィーナースの涙」から咲きだしたのが「薔薇」だと伝えられています。
こういう話はスピリチュアル感たっぷりでワクワクしますよね。
本数によって違うばらの花言葉
- 1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」
- 2本 「この世界は二人だけ」
- 3本 「愛しています」「告白」
- 4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」
- 5本 「あなたに出会えたことの心からの喜び」
- 6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
- 7本 「ひそかな愛」
- 8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
- 9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
- 10本 「あなたは全てが完璧」
- 11本 「最愛」
- 12本 「私と付き合ってください」「日ごとに強まる愛」「私の妻になってください」
- 13本 「永遠の友情」
- 14本 「誇りに思う」
- 15本 「ごめんなさい」
- 16本 「ころころ変わる不安な愛」
- 17本 「絶望的な愛」
- 18本 「誠実」「誠意のある告白」
- 19本 「忍耐と期待」
- 20本 「真心あるのみ」「私のひとひらの愛」
- 21本 「真実の愛」「あなただけに尽くします」
- 22本 「あなたの幸運をお祈りします」
- 24本 「24時間あなたを思っています」
- 25本 「あなたの幸せを祈っています」
- 30本 「ご縁を信じています」
- 33本 「生まれ変わってもあなたを愛す」
- 36本 「覚えています」「ロマンチック」
- 40本 「真実の愛を誓います」「死ぬまで変わらぬ愛」
- 44本 「出会い」「変わらぬ愛を信じます」
- 50本 「恒久」「偶然の出会い」
- 88本 「フォローに注意せよ」
- 99本 「永遠の愛」「長年の想い」「ずっと一緒にいてください」
- 100本 「100%の愛」
- 101本 「これ以上ないほど愛しています」
- 108本 「結婚してください」
- 144本 「何度生まれ変わっても好きです」
- 365本 「あなたが毎日恋しい」「決して忘れることのない愛」
- 999本 「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
- 1000本 「一万年の愛を誓います」
- 1001本 「永遠に」
でも知らないほうが幸せな本数もあるので何とも言えませんが、本数でこれだけ意味が変わるのは面白いですよね。
私的には999本の「何度生まれ変わってもあなたを愛する」なんて意味、ときめいちゃいますよ。
(999本は平均的な値段のバラで買うと30万くらいかかるらしい・・・。)
3本、12本、108本の花をピックアップ
3本の薔薇(花言葉:愛しています)
12本の薔薇(花言葉:私の妻になってください)
上記の本数はプロポーズに人気です。
12本は「ダズンローズ」
特に12本の薔薇は「ダズンローズ」と言われ、昔から告白の時に贈るのに用いられてきました。
ダズンローズとは、名前のとおり1ダース(12本)の薔薇という意味です。
昔のヨーロッパでは、男性が好きな人に結婚を申し込むとき、野に咲く薔薇を12本摘みそれぞれに愛の誓いを込めて彼女にプレゼントするという風習があったそうですよ。
12本の薔薇には1本ずつに素敵な愛のメッセージが込められています!
2人が共に歩くために大切な12の要素「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」これらがそれぞれの薔薇に託されています。
(多くて覚えるのが大変。)
そんなこんなでダウンローズを贈ることは、「これらのすべてをあなたに誓います」という意味になるのです。
男性は女性に上記の意味を12本の薔薇に込めて贈っていました。
そしてプロポーズされた女性は、受け取ったダウンローズの中から1本の花を抜き取り男性の胸に飾ることで婚約が成立したといわれます。
結婚式の演出にも
日本でも結婚式の演出として取り入れる人も増えているそうで、結婚式で新郎の胸を飾る「ブートニア」の原型になったという話もあります。
3本の薔薇、12本の薔薇以外にも108本の薔薇(花言葉:結婚してください)でプロポーズするカップルも増えています。
108本で「永遠(とわ)」と読めることからも人気なようですが、私個人の意見では薔薇が大きすぎて歩く薔薇になりそう。
40本、50本の花をピックアップ
花束にしてもかさばりすぎず、ほどよいボリュームである40本くらいの花束(花言葉:真実の愛)も素敵ですね。
サプライズ演出で、プロポーズの瞬間まで花を隠しておきたい時にはぴったりです。
また、「偶然の出会い」から付き合うことになったカップルには、50本の花束(花言葉:恒久・偶然の出会い)でのプロポーズをぜひおススメします。
「恒久」という言葉にしたがって、「この関係がいつまでも変わりませんように」と願いを込めるのも良いでしょう。
どの出会いも偶然ではあると思いますが、ロマンチックでいいですよね。
色によっても違う薔薇の花言葉
赤の薔薇の花言葉
・英語の花言葉(西洋の花言葉)「I love you(あなたを愛しています)」「love(愛情)」「beauty(美)」「passion(情熱)」「romance(ロマンス)」
薔薇といえば赤!「あなたを愛しています」という言葉が赤い薔薇のイメージにピッタリですね。
海外の映画や小説でも愛の告白をする時は、赤い薔薇の花がテッパンです。
「美場と野獣」の重要アイテムである一輪の赤い薔薇が閉じ込められたガラスドームが、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
白の薔薇の花言葉
・英語の花言葉(西洋の花言葉)・・「innocence and purity(純潔と純粋)」「I am worthy of you(私はあなたにふさわしい)」「reverence(深い尊敬)」
赤の薔薇が恋人に熱烈な愛を伝えるお花だとすれば、白の薔薇は両親に感謝の気持ちを伝えるのにぴったりなお花です。
白い薔薇は、聖母マリアのシンボルでもあります。
よって結婚式には白い薔薇を使用するというのが、世界中でもよく見られる認識の1つになっています。
青の薔薇の花言葉
・英語の花言葉(西洋の花言葉)・・「mystery(神秘的)」「attaining the impossible(不可能なことを成し遂げる)」「love at first sight(一目ぼれ)」
古くから青い薔薇の品種を生み出すことが世界中の薔薇愛好家の間で夢とされ、「Blue Rose」と言えば「不可能(存在しないもの)」の象徴とされてきました。
ところがサントリーがその夢への挑戦を行い、14年かけて2004年に開発の成功を発表しました。
遺伝子組み換えによる世界初の青い薔薇の誕生は、大きな反響をよびました。
その後2009年から「サントリーブルーローズアプローズ」(花言葉:夢かなう)として発売されています。
結果、現在では青の薔薇には「夢かなう」「奇跡」といった花言葉が付けられています。
ピンクの薔薇の花言葉
・英語の花言葉(西洋の花言葉)・・「grace(しとやか、上品)」「gratitude(感謝)」「happiness(幸福)」
絵の具で赤と白を混ぜるとピンク色になるのと同じで、花言葉も二つの良い所が合わさった感じです。
可愛い色なので、赤い薔薇を贈るのは勇気がいる若いカップルにはもってこいの色です。
また、ピンクのばらには「感謝」という花言葉がついているので、家族や先生・先輩などに贈るのもオススメです。
母の日のプレゼントでカーネーション以外のお花を選ぶなら、このピンクの薔薇がピッタリです。
ちなみに大輪のピンクの薔薇だと、「赤ちゃんができました」という花言葉になります。
黄色の薔薇の花言葉
・英語の花言葉(西洋の花言葉)・・「decrease of love(愛情の薄らぎ)」「jealousy(嫉妬)」「friendship(友情)」
黄色の薔薇の花言葉のうち半分は、ネガティブなワードです。
よって、「別れましょう」という風にとらえられる可能性があります。
恋人に贈るときは、カードにあなたが込めた花言葉を書いておくと誤解なく相手に伝えることができそうです。
また、黄色い薔薇は明るく活発な印象もあるため、父の日の定番の花としても認知されています。
オレンジの薔薇の花言葉
元気で明るい印象の言葉が並びます。
赤と黄色の中間のオレンジはポジティブを示す色とされ、用途を選ばず幅広く親しまれています。
恋人に対してというより、ご両親や兄弟、友人・知人にプレゼントすると良さそうです。
緑の薔薇の花言葉
緑というと草や葉っぱなど自然を連想する色なので、「穏やか」「希望」といった言葉がとても似あっています。
あまり見かけることのない色ですが、見つけたら自分の家に飾ってみるのも良いですね。
紫の薔薇の花言葉
紫といえば、昔から位の高い人に使われた色です。
そう考えると、紫の薔薇の花にこの花言葉はピッタリです。
女性も男性も、誰かにプレゼントされたら間違いなく嬉しい花です。
特に尊敬している目上の方に贈るといいかもしれませんね。
黒の薔薇の花言葉
色が色だけに、花言葉とあわせると少し重い感じがします。
深い愛情を黒い薔薇に託したい場合は、誤解を招かないようにメッセージを添えるか他の花を交えた花束にすると良いでしょう。
その他の薔薇の花言葉
その他の薔薇の花言葉については以下。
- 緋色の薔薇の花言葉…「灼熱の恋」
- 濃紅色の薔薇の花言葉…「内気、恥ずかしさ」
- 紅色の薔薇の花言葉…「死ぬほど恋焦がれています」
- 虹色の薔薇の花言葉…「無限の可能性」
- 絞り模様の薔薇の花言葉…「満足」
- ドット柄の薔薇の花言葉…「君を忘れない」
- 赤い薔薇の蕾の花言葉…「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」
- 白い薔薇の蕾の花言葉…「恋をするには若すぎる」「少女時代」
これまで、本数や色によって違う花言葉をご紹介してきました。
先に挙げた本数や色の組み合わせでオリジナルメッセージを作るのも素敵ですね♪
例えば大切な友達の誕生日に、黄色の薔薇(花言葉:友情)を13本(花言葉:永遠の友情)で「これからも私たちの友情は永遠です」という意味を込めて贈ると喜ばれるかもしれません!
組み合わせや状態にも花言葉が?
以下の組み合わせはこんな花言葉に
- 赤い薔薇の中に白い薔薇…「打ち解けて中が良い」「温かい心」
- 黄色の薔薇の中に赤い薔薇…「あなたがどんなに不実でも」
- 薔薇の蕾3本と開花した薔薇1本…「あのことは永遠に秘密」
- 薔薇の蕾1本と開花した薔薇2本…「あのことは当分の間秘密」
組み合わせるとまた全然違う意味になってきますね。
何というか、「あのことは永遠に秘密」って絶対内容がアウチなやつですよね。
状態にはこんな花言葉が
- 満開の薔薇…「私は人妻」
- トゲのない薔薇…「誠意、友情、純潔」
- 白い枯れた薔薇…「生涯を誓う」
枯れた花にはやはりネガティブの意味が多いですが、白い枯れた薔薇の花は特別です。
ドライフラワーの白薔薇を贈り物にセレクトしてみるのは、素敵かもしれません。
部位にも花言葉がある
- トゲ…「不幸中の幸い」
- 枝…「あなたの不快さが私を悩ませる」
- 薔薇の葉…「希望がある」「諦めないで」
薔薇の葉は、受験生へのプレゼントとして最適です。
特に赤い薔薇の場合は、「幸福を祈る」というさらに力強い意味があります。
プレゼントにはNG!薔薇の花言葉
プレゼントに向かない本数
まず本数ですが、13本の花を異性にプレゼントすると「友達でいましょう」という意味になるので注意が必要です。
また、15本の花束もマイナスイメージの花言葉を持ちます。
花言葉は、「ごめんなさい」という失恋の言葉となっています。
特に気にしない人が殆どだと思いますが、プレゼントして相手に後々調べられたら「え?そんな意味で贈ったの!?」とガッカリした気持ちにさせてしまうので注意して損はないはず。
でも、結婚15周年記念など記念日に贈る花束は、花言葉を気にせずさらっと贈るのも素敵だったりしちゃいますね。
プレゼントに向かない色
次に色ですが、黒赤色、赤に白班の薔薇はプレゼントには向いていません。
赤黒色は「死ぬまで恨みます」「憎悪」「恨み」。
赤に白班の薔薇は「戦争」「争い」を意味します。
死ぬまで恨むなんてとてつもなく怖いですね。
地獄に落ちてほしいくらいの相手に薔薇を贈るって、本心が分かりにくくて困ります・・・。
また状態ですが、見た目からも当然しおれた花はプレゼントにはむきません。
ちなみに赤いしおれた薔薇の花言葉は「はかない」、白いしおれた薔薇の花言葉は「束の間の印象」です。
愛する人に贈るときのオススメは?
やっぱり、愛する人に贈るなら赤い薔薇がオススメです。
プロポーズに贈るなら、先に挙げたように3本、12本、40本、50本、108本がおすすめ♪
ただ、花言葉を意識して贈っても、相手に伝わらないのでは悲しいですよね。
そんなときは、花言葉を書いたメッセージカードを一緒に贈りましょう。
ストレートに書くのが恥ずかしい人は、英語で書けば後々意味を調べた彼女が喜ぶのでは・・・?
(私は調べますね。もらったら。)
あるいはあえて定番の色を避けて珍しい色の薔薇を贈り、花言葉の話題に持っていくのもいいでしょう。
それも難しければ、花束と一緒にサラッと「花言葉辞典」を添えて贈るのも手です。
薔薇の詳しい概要
薔薇の名称・原産地
薔薇の名称
学名は「rosa」、英名「rose」、別名「長春花(チョウシュンカ)」、「月季花(ゲッキカ)」、「薔薇(バラ・ソウビ・ショウビ)」
薔薇の原産地
北半球の亜熱帯から寒帯にかけて広く分布しています。
アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部が原産地です。
薔薇の由来
「バラ」はもともと「棘」を意味する「いばら」に由来しています。
トゲのある低木の総称でしたが、やがてノイバラなどバラ科の植物を表すようになり、現在では西洋の薔薇の花を意味する言葉となりました。
また、英語で「ローズ」と呼ばれることに関して、「ローズ」の由来は諸説ありますが、古代ギリシア語で薔薇を意味する「rhodon」やケルト語で赤を意味する「rhodd」に由来するという説が現在では有力です。
開花期
4月~11月頃
最盛期は5~6月
薔薇はいつ誕生花?
2月25日、3月26日(ピンク)、6月1日(赤)、6月7日(黄)、6月19日、7月14日、7月15日、7月17日(白)、7月29日(黄)、11月15日(オレンジ)、12月11日(白)、12月15日(赤)、12月25日
おわりに
薔薇の花言葉はとても多く、色や本数だけではなく組み合わせや状態・部位にもあります。
贈る相手や込めたい想いを考えながらピッタリの薔薇の花束を贈ってみて下さい!
全くの余談ですが、私の祖父は赤い薔薇が大好きなので改めて意味を込めて贈るのもいいなと思っています♪
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