ハンドメイド販売でおこるトラブルとは?予防法や対処法を知って楽しく販売しよう!

ハンドメイドと言えば、minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)といったハンドメイドに特化した販売アプリが人気です。

人気になるにつれ、色んなトラブルが取りざたされるようになってきました。

今回は、8つのトラブルについて、予防法や対処法を含めてご紹介します。

これからハンドメイド販売を始めようと思っている方、すでに始められている方も今後の参考にぜひご一読ください。

トラブル1:「イメージの違い」で返品やクレーム

「洋服に似合わなかった」「想像と違った」

市販のアクセサリーでも、「洋服に似合わなかった」「想像と違った」ということはよくあります。

そういう場合毎回返金・返品に応じていては、出品者も赤字になってしまいます。

そのため、クレームとならないように予防策として「イメージ違いによるクレームはお断りします」という1文を予め記載しておくことをおススメします。

ハンドメイドオーダー作品でのトラブル

また、自分好みの商品を作ってもらうハンドメイドオーダー作品であっても、トラブルが多発しています。

メッセージで購入者の要望をしっかり聞き要望通りに一生懸命作ったつもりでも「思ったのと違っていた」と悪い評価をつけられたり、中には返品を希望される場合もあるようです。

ハンドメイドのオーダー作品を販売する場合はメッセージに頼らず、一度商品を作ったら「専用ページを作り、出来上がった作品を画像で確認してもらう」というステップを必ず踏むようにしましょう。

それで購入者が納得してくれたら、購入手続きをしてもらいます。

確認作業は必ず購入前にしてもらうのがポイントです。

確認作業の段階でもしいらないと言われたら、それをそのまま自分の作品として出品するのも手です。

ですが、高額な商品やサイズが限られる商品、名前を入れる商品など完全オーダーメイドの商品については先に支払いをしてもらい作り始めるのが安全!

その際「購入後に作品を作るので、作り始めたらキャンセルできない」ということを購入者に予め伝え、それを条件に購入してもらうようにしましょう。

トラブル2:サイズ違い

これは、アクセサリーやちょっとした子供服に多いトラブルです。

大きさは使用してみないとわからないので、購入者によってはサイズが全然合わずトラブルになることがあります。

予防策として、ネックレスなら長さ調節のアジャスターを含めた長さを、洋服なら実際に採寸したサイズをきちんと記載して販売するようにしましょう。

作っているうちにサイズに誤差が出てきてしまうこともあるので、「実際のサイズを測る」という点がポイントです。

トラブル3:ハンドメイド作品の転売

転売

出品者が値段をつけるため、ハンドメイド作品には定価というものが存在しません。

つまり、一般的な商品とは違い作家さんが自由に販売価格を決定することができます。

そのため、ハンドメイド作品をミンネやクリーマで大量購入して、他のサイトで高く転売するということが起きているようです。

どうしてそのようなハンドメイド作品の転売がまかり通っているのか、以下に理由を挙げてみます。

まず一つ目の理由として、その作家さんの作品と気づかない限り誰もその作品の元値を知らないため高く売ってもばれないということが挙げられます。

二つ目に、届いた商品の画像を少し違う角度から新たに撮影してしまえば、同じ商品だと気付く人は少ないからという理由が考えられます。

三つ目の理由として、ハンドメイド作品は一点限りのものが多いという点もあります。

そのようなものを狙って購入し、高値で転売するという人もいるのです。

さらに、ハンドメイドイベントで大量に購入し、高値で転売するというケースもあるようです。

巷で出回っていない商品だからこそ、買い手には元値もわからなければ本当の作家さんもわかるはずがありません。

こういった転売を防ぐため、ハンドメイドイベントで大量に安く売るときには名刺などをもらっておくといいでしょう。

また、作家さんは自分が作った作品が転売されていないかメルカリ・ラクマ・ミンネ・クリーマなどを時々パトロールすることをおススメします。

トラブル4:ハンドメイド作品の盗作

盗作

オリジナルにこだわって一生懸命作品を作ってきたのに、気づいたら同じような作品を作って販売している人がいるということも実際あるようです。

ハンドメイドの作家さんは皆同じようなお店で材料を購入したりするので、意識しなくてもどうしても作品が似てしまうということもあるかもしれません。

でも明らかに盗作だと言わざるを得ないものもあります。

特に、人気作家さんになればなるほど盗作は増えるようです。

もし真似されてしまったら、通報する警告を相手の出品コメント欄へ送ってみて下さい。

購入を検討している方も、それを見ると買うのをやめたりと抑止効果にもつながります。

自分のプロフに「真似はアカウント停止など処分される行為」と注意書きしてみても効果があるかもしれません。

トラブル5:ハンドメイド作品が届かない

このトラブルは、郵便局で配送するとき定型外郵便で配送した場合に起こりえます。

こうなったとき、定形外郵便だと商品がどこに行ったか調べることは難しいです。

調べることは不可能ではありませんが、一か月ほど時間がかかることがあり、本当に購入者のもとに荷物が届いていない場合大変ご迷惑をおかけすることになります。

こういったトラブルを回避するための打開策として、「追跡付きの郵便にして配送する」ことが考えられます。

発送したばかりなのに、「まだ届かないんだけど!」とクレームを入れてくる購入者もいます。

発送の場所とお届けの場所にもよりますが、天候などにより1週間程度時間がかかる場合があります。

そういった場合にも、追跡サービスを利用しておくとそれをもとに対応することができます。

また中には、残念ながら嘘をついて商品を2個受け取ろうと考える人もいます。

そういった人ともめることを避けるためにも、追跡サービスは大変有効です。

しかしながら追跡サービスを付けると、配送料が高くなってしまいます。

それをご心配されるなら、100円~200円は商品代にプラスしても良いでしょう。

トラブル6:届いたら作品が破損していた

丁寧な梱包を心がける!

アクセサリーなど繊細な作品は、軽いがゆえによく定形外の郵送が選ばれます。

そのため、届いたら作品が破損していたというトラブルは実はよく起こります。

梱包する際は、プチプチなどの緩衝材を使って丁寧に梱包するように心がけましょう。

それでも破損してしまった時の対処法

それでも破損してしまった時の対処法は、以下の3つです。

・新しい作品を送り、壊れたものは購入者に破棄してもらう。
・壊れた作品を着払いで返送してもらい、直して再発送する。
・壊れた作品を着払いで返送してもらい、キャンセル処理をして返金する。

どの方法がベストか、購入者とメッセージのやりとりを行い決定しましょう。

どちらにしても購入者に迷惑がかかっているので、丁寧に心をこめて謝罪することが大切です。

新しい作品を送るかまたは壊れた作品を再送する場合、謝罪のメッセージカードや次回使える割引券、おまけなどを一緒に入れると気持ちが伝わるでしょう。

また、予め「配送中のトラブルについての責任は負いかねます」という一文を記載しておくのも手ですが、購入者側に何の落ち度もない場合、やはり上記の対策法を取った方が良心的で好印象です。

トラブル7:値引き交渉

値引き交渉をして値切るのが当たり前なフリマアプリ「メルカリ」の影響からか、最近ミンネなどのハンドメイドサイトでも値段交渉をしてくる人が増えてきています。

ずばり、値引き交渉に応じるのはやめましょう。

きっぱりと、「値引き交渉は承っていません!」と伝えることが大切です。

これまでに定価で買ってくれた方、これから定価で買ってくれる方に失礼です。

また、自分の作品のブランド価値を下げることにもなりかねません。

トラブル8:年月の経った修理依頼

修理依頼

自分の中で線引きをする!

販売して一週間程度しかたっていないのに不具合が生じた場合は、作品の強度にも問題がありそうなので送料を負担して直してもOK!ですが、半年とか一年とか経っているものまで送料を負担して無料で直していたらきりがありません。

前例をつくってしまったら、また無料で修理をお願いされる場合もあります。

よって長くハンドメイド販売を続けて利益を出したいなら、きちんと自分の中で線引きをすることが大切です。

基本的には往復の送料+修理にかかる材料費+手間賃(自分次第)をお客様に負担してもらい、修理するのがベストです。

長く愛用してもらっているのに心苦しいと思われるのなら、メッセージカードを添えたりおまけをつけたりするとGood!

トラブルを回避するための予防策

トラブルを回避するための予防策として、作品を販売する際に、購入からどれくらいは無料で修理するのか、それ以後はいくらで修理することが可能なのかなどきちんと記載しておくと良いでしょう。

販売した作品の修理はしないというのも、選択肢の一つです。

ただしその場合も、予め記載しておくことが大切です。

<番外編トラブル>お付き合い買い

ママ友

作家が、職場やママ友など周囲の人に対して無理に作品を売りつけるケースがあります。

「無理に」ではないと作家サイドが思っていても、断りにくいムードの中作品を売れば、それは「お付き合い買い」にあたります。

気づかないうちに相手を不快にさせないために、「友人・知人はお客様ではない」ということを認識する必要があります。

商売でやっている以上、友人からの収入を期待してはいけません。

また、基本的に自分から商品を勧めないことも大切です。

友人から勧められたら、相手は断りにくいものです。

販売する際は、相手が不快な思いをしていないかいつも以上に気を配りましょう。

一番の予防策は、友人には商品を販売しないことです。

それより、ネットで販売する方がずっと効率的で気が楽です。

おわりに

ハンドメイドとはいえ、商品を販売するわけですからトラブルは避けて通れません。

だからといってハンドメイド販売をあきらめてしまうのは、もったいない!

この記事を参考に、ぜひトラブルに強くなり、ハンドメイド販売を楽しんでください!!

Author Bio

サイト運営しているMariaです。 飾り物やアクセサリーに限らず「作る」とことが大好き。 サイトやクリエイティブ含め、0→1にする楽しさを味わっている日々です✾

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です